ヤクルト館山、2軍戦で6回無失点の好投 日ハム清宮も「経験でやられた」

イースタンリーグの日本ハム戦に先発したヤクルト・館山昌平【写真:荒川祐史】
イースタンリーグの日本ハム戦に先発したヤクルト・館山昌平【写真:荒川祐史】

勝利に貢献する好投、日ハムの黄金ルーキーも「要所、要所で、抑えられた」と脱帽

 2軍で調整中のヤクルト・館山昌平投手に復活の兆しが見え始めた。今季は3試合に登板して0勝3敗、防御率も6.43で5月1日に登録抹消。2軍でも防御率4点台だったが、21日のイースタン日本ハム戦(ヤクルト戸田球場)では6回111球7安打無失点無四球のピッチングを見せ、2-0の勝利に貢献した。

 初回の清宮の打席では初球に148キロとこの日MAXの速球でファールを打たせ、外角低めの変化球で左飛。3回も中飛で、6回の第3打席は1死から右前打を許して2死満塁のピンチの足掛かりとされたが、7番の高濱を128キロの変化球で見逃し三振と、ベテランの味を見せた。

 清宮も「要所、要所で、抑えられ、経験でやられた」と1軍レベルのピッチャーとの対戦は実になった様子。2009年には16勝で最多勝にも輝いたが、トミー・ジョン手術(靱帯再建手術)を複数回受けるなど、身体はメスの跡だらけ。3年ぶりに未勝利だった昨年オフには肘、肩にまたメスを入れた。満身創痍ながら、球に力が戻り始めた。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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