「マチャドより良い」？　26歳三塁手、メジャー初スタメンで「ミサイル」送球

ダイビング→一塁へ“剛速球“、MLB公式も動画紹介でファン興奮「どうかしてる」

　オリオールズのルーキー三塁手がメジャー初スタメンの一戦で美技を見せた。三塁線への打球をダイビングで掴み、一塁にダイレクトで“剛速球”を投じてアウト。MLB公式サイトがツイッターで動画を紹介すると、「正真正銘のミサイル」と称える声があがった。

　21日（日本時間22日）のナショナルズ戦。1-0とオリオールズの1点リードで迎えた2回だった。ナショナルズのテイラーの打球が三塁線へと飛ぶ。これをスティービー・ウィルカーソンがダイビングでキャッチ。すぐさま立ち上がり、腕を振った。三塁ベース後方の深い位置から、剛速球が一塁へ。ダイレクトでトランボのグラブに収まった。俊足テイラーはギリギリでアウト。エネルギーあふれる美技だった。

　26歳のウィルカーソンは前日の20日（同21日）にメジャーデビューしたばかり。この日は初スタメンだった。新人らしい溌剌としたプレーに、地元テレビ局「MASN2」の実況は「ウィルカーソンのダイビングプレーです！　そして一塁へ送球！　刺しました！　スティービー・ウィルカーソン、メジャーリーグへようこそ！」と興奮気味。解説者も「このプレーを見てください。これはスーパーマンですね？　いや違う、ウィルカーソンです！　メジャーリーグで初先発出場、なんてプレーでしょうか！」と称えた。

　MLB公式サイトはツイッターでこのプレーを紹介。「MLBでの初先発出場は、ありったけの力を出し切る時だ」と言葉を添えると、ファンからも称賛の声があがった。

「素晴らしい！」
「どうかしてる」
「マチャドより良い」
「凄くカッコいいキャッチだ」
「正真正銘のミサイルだ」

　圧倒的な強肩を武器にメジャー屈指の三塁手として地位を確立しながら、マイナー時代から本職だった遊撃手に今季から“復帰”したチームのスター選手、マニー・マチャドと比較するファンもいたほど。ウィルカーソンもここからスター選手としての地位を築けるだろうか。