「何とも奇妙…」ボールはどこ? 最強右腕シャーザーが投じた“消える魔球”

ナショナルズのマックス・シャーザー【写真:Getty Images】
ナショナルズのマックス・シャーザー【写真:Getty Images】

4回に投じた1球はワンバウンド→捕手の左腕→球審の喉元と当たり…

 サイ・ヤング賞3回、9年連続2桁勝利、メジャー通算151勝…。輝かしい実績を誇るメジャー最高の投手の1人がナショナルズのマックス・シャーザー投手だ。今季もここまでリーグトップの10勝をマークし、防御率2.06と安定した投球を披露している。

 そのシャーザーは21日(日本時間22日)、本拠地でのオリオールズ戦で今季15試合目の先発。7回5安打9奪三振2失点で10勝目をマークしたのだが、この試合で、右腕が投じたボールが一瞬にして行方をくらます“珍事”が起きた。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が紹介している。

 4回のことだ。先頭のトランボに勝ち越しソロを浴びたシャーザー。続くスコープに投じた2ストライクからの3球目だった。76マイルのカーブはキャッチャーの手前でバウンドすると、捕手のセベリーノの左腕に当たって角度を変え、球審の喉元を直撃した。

 次の瞬間だ。ボールが消えた。グラウンドに転がることもなく、球審を除くグラウンド上の誰もが、その行方を見失った。

 ボールは何処へ? 球審の喉元に当たったボールは、そのまま喉元から、球審のシャツのわずかな隙間を通って、中へスッポリと入ってしまったのだった。あまりにも珍しい出来事に「Cut4」も「マックス・シャーザーの投球は魔法のように審判のシャツの中へ行き着いた」として特集。

「バウンドした投球が球審のシャツの中に入ってしまったのには、マックス自身も驚いたに違いない。かつて奇妙なことに捕手のプロテクターに投球がくっつくということもあったが、今回のプレーも同じくらい奇妙なものだ。投球がバウンドし、捕手に当たり、どういうわけだか球審のマスク下という狭い部分からシャツの中に入るというのは、なんとも奇妙だろう?」と記していた。

【動画】「何とも奇妙…」ボールはどこへ?シャーザーの投じたボールが一瞬にして行方をくらます“珍事”

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