8勝目マイコラスを捕手モリーナ称賛「勝利のチャンスを与えてくれた」

8勝目を挙げたカージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】
8勝目を挙げたカージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

頼れる捕手は2回に10号ソロ、6回に11号逆転2ランで援護

 打者15人連続凡退の圧巻投球で8勝目を飾ったカージナルスのマイルズ・マイコラス投手。23日(日本時間24日)に敵地で行われたブルワーズ戦で、6回2/3を3安打5奪三振2四球2失点(自責2)でチームを勝利に導いた。バッテリーを組み、2本塁打で逆転劇を演出した捕手ヤディアー・モリーナは「集中力を切らすことなく攻め続けた」と29歳右腕を称えた。

 3連敗でこの日を迎えたカージナルス。貯金を2まで減らし、地区首位ブルワーズに6.5ゲーム差をつけられ、まさに正念場の一戦でもあった。先発マウンドに上がったマイコラスは、初回に2四死球や不運な安打などで2点を失ったが、2回以降からは立ち直り、スコアボードに「0」を並べた。

 今季から4年ぶりのメジャー復帰を果たした右腕を好リードしたベテラン捕手モリーナは、打席でも援護。2回に10号ソロ弾で1点差とすると、6回には11号2ランを右中間へ運んで逆転に成功した。

 試合後、地元記者の取材に応じたモリーナは、この日のマイコラスについて「試合を通じていい球を投げていた。初回は相手にラッキーなヒットがあっただけ。だけど、その後でも彼は集中力を切らすことなく攻め続けた。我々に勝利のチャンスを与えてくれた」と絶賛。4連敗をなんとか阻止し「今日の試合はどうしても勝つ必要があった。今日の勝利で本気度を見せつけられた」と胸を張った。

 逆転弾となった6回の11号2ランは右中間に高々と舞い上がり、フェンスの上でバウンドして柵越えした。一塁へ走りながら打球を見守ったモリーナは犠飛になると思ったそうで「(一塁走者だった)オズナにタッチアップしろって叫んだんだ」と明かす。だが、逆転弾という最高の結果に笑顔を浮かべた。

 攻守両面でチームの勝利を演出したモリーナに、マイコラスも「ホームで構える姿や打席で集中力を発揮する姿に感心せざるを得ない」と感謝しきりだった。

(Full-Count編集部)

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