「日本一のショートに」―報徳学園・小園が挑む最後の夏、ドラ1候補の現在地

大角監督も成長を実感「力強さも増した」

 中学時代に枚方ボーイズでチームメートだった大阪桐蔭の藤原共大外野手は今春の選抜高校野球大会で史上3校目となる春連覇を達成。今夏も春夏連覇を目指す“最強チーム”として注目を浴びている。ライバルの姿は自らが目指す場所であった聖地で見届けた。

「1回戦の試合を見に行きました。たまたま休みで、アルプス席から。悔しいとは思わなかったです。純粋に凄いなって。普通に応援していましたね(笑)」

 守備だけでなく木製バットでも対応する打撃技術は大角監督も認めているところだ。「木製バットでも普通に打っていますから。苦にしないというか、バットの面で捉えるセンスはある。昔は体も細かったですが、力強さも増した」と評価している。

 チームは2010年に春夏連覇を成し遂げた興南高校に敗れて以来、9年間、夏の甲子園の出場はない。

「記念の100回大会で幸運にも2チームが出場できる。チームも自分も悔しい思いをしてきたが、OBの方々も悔しい思いをしている。大角監督を甲子園に連れていけるように結果を残したい」

「夏の甲子園は春とは全然違うと聞いています。経験することで自分の人生にとって大きなものになると思う」

 入学直後からスーパー1年生と呼ばれた男も最終学年を迎えた。2年半の集大成を見せる夏がいよいよ始まる。

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