前田健太、快投で5勝目 ロバーツ監督も安堵「試合を通して彼らしい投球」

7回無失点の快投で今季5勝目をマークしたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
7回無失点の快投で今季5勝目をマークしたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

前回登板と同じカブス相手に7回無失点9K「今日は投球フォームが噛み合っていた」

 25日(日本時間26日)の本拠地カブス戦で7回3安打9奪三振1四球無失点と快投し、5勝目(4敗)を挙げたドジャースの前田健太投手。2回に飛び出したヘルナンデスのソロ本塁打による1点を守りきり、マウンドを降りた。チームはその後、8回にテイラーのソロ本塁打で追加点を奪取。9回に守護神ジャンセンが1点を失ったものの、2-1で勝利して4連勝を飾った。デーブ・ロバーツ監督は試合後、前田の投球について「フォームが噛み合っていた」と称えた。

 打線が1点しか奪えない中、三塁を踏ませぬ快投を見せた前田。7イニングのうち、3、4、6、7回と4イニングで3者凡退。わずか84球で投げきり、チームを勝利に導いた。

 前回登板の19日(同20日)は、同じカブス相手に敵地で3回2/3を5安打3失点1奪三振5四球で降板。ロバーツ監督は試合前に「シカゴではアグレッシブさが見えなかった」と振り返っていた。しかし、この日は直球にキレと力があり、右打者にはスライダー、左打者にはチェンジアップが効果的に決まった。

 指揮官は試合後に「投球フォームが以前よりも噛み合っていた。シカゴでは彼は苦戦していたようだったが、今日は投球フォームが噛み合っていたし、間違いなく試合を通して彼らしい投球をしていた」と評価。さらに、「必要としていた直球での攻め方だった。スライダーも、必要な場面でしっかり効果を発揮していた」と称えた。

 チームはテイラーのソロ本塁打で追加点を奪い、最後は守護神ジャンセンが1点を失うも4連勝。前田は防御率を3.44とし、5月23日(同24日)以来、約1か月ぶりの白星を挙げた。

 前田自身も「前回の登板からコントロールを修正することができたし、前回はストレートがなかなかうまく決まらなかったので打ち取れなかったけど、今日はすべてのボールを有効に使えた」と手応えを示した。防御率は3.44まで向上。ここから再び波に乗れそうだ。

(Full-Count編集部)

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