前田健太の快投劇に米メディアは絶賛の嵐「素晴らしい」 敵地記者も「脱帽」

5勝目をマークしたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
5勝目をマークしたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

7回3安打無死点9Kの快投で5勝目、地元記者は前田の「ジョーク」も紹介

 ドジャースの前田健太投手は25日(日本時間26日)、本拠地カブス戦で7回3安打9奪三振1四球無失点と快投した。チームを2-1での勝利に導き、5勝目(4敗)をマーク。三塁を踏ませぬ快投劇に、地元メディアからは称賛の嵐が吹き荒れている。

 前田は2回途中から8打者連続凡退に仕留めるなど快投。ヘルナンデスが2回に放ったソロ本塁打による1点を守り続けた。7イニングのうち、4イニングで3者凡退。わずか84球でマウンドを降りたが、試合後には「何球投げてるとかあまり(自分では)わかっていないので、交代だと言われたときが代わる時。納得して降りました」と淡々と話した。

 2016年の世界一チーム相手の快投劇に地元メディアも続々と賛辞を送った。

 地元テレビ局「スポーツネットLA」のアラン・リゾ氏はツイッターで「ケンタ・マエダは素晴らしかった。7イニング、3被安打、無失点、1与四球、9奪三振」と速報。また、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のマイク・ディジオバンナ記者も「ドジャースの右腕ケンタ・マエダは7回を無失点とした。3被安打、9奪三振。84球を投げた」と伝え、同紙のコラムニストのディラン・ヘルナンデス記者は「ドジャースのケンタ・マエダは、ニューヨークからのフライトが遅れたため昨夜遅くにLAに戻ってきた。『もし打たれたらそれを言い訳にしようか考えていた』と、ケンタはジョークを話した」と“エピソード“も明かした。

 また、FOXスポーツMLBは公式ツイッターで「ドジャースが勝利! ケンタ・マエダの7回無失点の登板を受け、LAはカブスとの4連戦の初戦に勝利した」とレポート。2-1の引き締まった試合に、敵地メディア「NBCシカゴ」のジェームズ・ニボー記者も「カブスは今夜素晴らしかった。驚くべきパフォーマンスだった。しかし、ケンタ・マエダの方が少しだけ良かった。脱帽ものだ」と絶賛した。

 これで今季は14試合に登板し、5勝4敗、防御率3.44とした前田。首位ダイヤモンドバックス追撃へ、この先も先発ローテーションの“柱”として活躍が期待される。

(Full-Count編集部)

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