広島、リーグ再開後5連勝 緒方監督「誠也も丸もぐんぐん調子を上げてきた」

広島・緒方監督【写真:荒川祐史】
広島・緒方監督【写真:荒川祐史】

クリーンアップが大当たり「あとはピッチャーが最少失点に抑えてくれれば」

■広島 8-6 巨人(27日・マツダスタジアム)

 広島は27日、マツダスタジアムで行われた巨人戦に8-6で勝利した。3番の丸が3安打2打点、4番の鈴木は2安打3打点、5番に入った新井も2安打1打点とクリーンアップの活躍で巨人に連勝した。

 連続2桁得点は3試合でストップしたが、12安打8得点とリーグ戦再開以降、打線の勢いが止まらない。緒方監督は「今日も初回からつながりのある攻撃で中押しもできた。みんながしっかりつなぐ意識でいい攻撃をしてくれている」とご機嫌だった。

 初回から3番・丸の四球を挟んで1番から5番まで安打を放って4点を先制し、1点差に追い上げられた3回には鈴木の本塁打で突き放した。5回と6回には丸がタイムリーを放って巨人の息の根を止めた。

 鈴木の本塁打を「すごい当たりだったね」と褒めた指揮官は「ここにきて(鈴木)誠也も丸もぐんぐん調子を上げてきた」と、主軸の活躍に満足そうだった。さらに6月18日以来のスタメンとなった5番の新井についても「久々の試合でつながりの攻撃を意識してやっている。勝負強さを見せてくれたし、四球も選んで役割を果たしてくれた」と、ベテランの働きを強調した。

 セ・リーグ相手のレギュラーシーズン再開後、チームは負けなしの5連勝となったが、この日も6失点の投手陣は1軍復帰したばかりの一岡が打ち込まれるなど、まだまだ不安な状況が続いている。緒方監督は「あとはピッチャーが最少失点に抑えてくれれば、いいゲームができる」と投手陣の奮起に期待していた。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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