ロッテ井口監督、10勝目ボルシンガーに感服「投げる度に良くなっている」

ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】
ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】

3点差の9回には前夜サヨナラ負けの内を起用「本人が投げたいと」

■ロッテ 5-2 ソフトバンク(30日・ヤフオクドーム)

 ロッテが敵地で快勝し、再び3位に1ゲーム差と迫った。30日、ヤフオクドームで行われたソフトバンク戦。打線が初回から3イニング連続得点でリードを奪うと、先発のボルシンガーが7回3安打1失点の好投でリーグ10勝1番乗り。井口資仁監督も「いいですね。10勝ですからね。しっかり投げてくれているし、投げる度に良くなっている」と、9連勝を飾った助っ人右腕の好投を称えた。

 初回、角中の適時打で先制に成功すると、2回には田村が今季初アーチとなるソロ本塁打で1点を追加。3回には中村の左中間を破る適時二塁打で1点を加え、さらには角中が右翼席最前列への3号2ラン。序盤で5点のリードを奪った。ボルシンガーはストレートの走り、変化球のキレとも素晴らしく、ソフトバンク打線を手玉に取った。

 唯一の失点は5点リードの6回に、内野ゴロの間に失った1点。7回を散発3安打に抑えた。3点差の9回には、前夜サヨナラ負けを食らった守護神の内がマウンドへ。柳田、デスパイネを連続三振に仕留めるなど3者凡退で試合を締めて、前日のリベンジを果たした。

 井口監督は「昨日の負けを引きずらないで、しっかり先制して1、2、3回と点を取ってくれた」と、好投したボルシンガーだけでなく、序盤に一気にリードを奪った打線を褒めた。さらに志願の登板だった守護神の内についても「内は本人が投げたいと言ったので、点差関係なく投げさせる予定だった。しっかり投げてくれて、昨日のサヨナラ負けをちょっと払拭出来たんじゃないかと思います」と評価していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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