今季メジャーで輝く補強選手 公式選出“オールスター”に大谷とマイコラス

エンゼルスの大谷翔平とカージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】
エンゼルスの大谷翔平とカージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

各ポジションで「冬にチームを変えた最強補強選手」を選出

 シーズン162試合が行われるメジャーでは、ちょうど各球団が半分の80試合前後を終えたところだ。オフに行った戦力補強の合否が見えてくる中、MLB公式サイトの人気コーナー「Cut4」では「冬にチームを変えた最強補強選手は?」と題した特集を展開している。今季から新天地でプレーする補強選手の中から各ポジションでベスト選手を選び、オールスターチームを作成。その中で指名打者(DH)部門では、大谷翔平投手(エンゼルス)、先発投手部門ではマイルズ・マイコラス投手(カージナルス)が選ばれた。

 DH部門で選ばれたのは、おなじみ“二刀流”の大谷だ。現在は右肘内側側副靱帯の損傷からの復帰を目指してリハビリ中だが、開幕以来怪我をするまで投打にわたる活躍でメジャーの常識を覆した。寸評では「オオタニは2つのポジションをやり遂げるペースでいたが、悲しいことに肘の故障で離脱中」と現状を説明。同日に「ただいいニュースも届いている。エプラーGMによれば、二刀流センセーションはそう遠くない未来に打者として正式再始動する許可が下りたという」と、投手よりも先に打者として本格復帰することを伝えている。打者として復活すれば、チームにとって数少ない左打者として貢献することは間違いない。

 先発投手で選ばれたのは、元巨人のマイコラス。オフの補強段階では“ダークホース”的存在だった右腕だが、開幕から安定したピッチングを披露し、今では貴重な先発ローテを支える柱となった。寸評では「右腕は自身の武器を日本で磨き、カージナルスにとって啓示とも言える存在となっている」と絶賛。その強みについて「彼は基本的に四球を与えない」と分析する通り、29日(日本時間30日)の登板を終え、103回1/3を投げて与えた四球は13。9回あたりの四球数は1.13とリーグトップレベルを誇る。

 その他のポジションのベスト補強選手は下記の通りだ。

捕手:A.J.エリス(パドレス)
一塁:マット・アダムス(ナショナルズ)
二塁:ディー・ゴードン(マリナーズ)
三塁:コリン・モラン(パイレーツ)
遊撃:アレン・ハンソン(ジャイアンツ)
左翼:マット・ケンプ(ドジャース)
中堅:ロレンゾ・ケイン(ブルワーズ)
右翼:J.D.マルティネス(レッドソックス)
救援:ヘクター・ロンドン(アストロズ)

(Full-Count編集部)

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