大谷、復帰後初ヒットは166キロの痛烈右前打&2得点 好機の第3打席は左飛
第1打席は打撃妨害、第2打席は右前打でいずれも生還
エンゼルスの大谷翔平投手が、4日(日本時間5日)の敵地マリナーズ戦に2試合連続で「6番・DH」で出場し、右肘内側側副靭帯損傷からの復帰2戦目で初ヒットを放った。第2打席で右前打をマーク。打撃妨害で出塁した第1打席に続いて得点を記録した。好機で迎えた第3打席は左飛に倒れた。
大谷は0-0で迎えた2回2死走者なしの第1打席ではフルカウントから9球目を振った際に捕手のミットにバットが当たり、打撃妨害で出塁。バルブエナの左翼線へのツーベースで快足を飛ばし、一塁から一気に生還した。
直後にエンゼルスは逆転を許したものの、大谷は1点を追う4回無死二塁の好機で迎えた第2打席で初球のシンカーをライト前に運び、負傷前の6月4日(同5日)ロイヤルズ戦以来、30日ぶりのヒット。MLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」のデビッド・アドラー記者によると、打球速度は103.1マイル(約165.9キロ)という痛烈な一打だった。
エンゼルスはその後、バルブエナの2打席連続タイムリーで同点、カルフーンのタイムリーで勝ち越し。大谷が逆転のホームを踏んだ。
さらに、5回は先頭のトラウトからアップトン、プホルスと3連打で1点を追加。無死一、三塁の好機で大谷に3度目の打席が回った。マリナーズはここで右腕ランビロウを投入。大谷は左飛に倒れ、三塁走者のアップトンもスタートを切れず。二塁を狙った一塁走者のプホルスもアウトでダブルプレーとなった。
大谷は実戦形式での打撃練習などを経て、3日(同4日)のマリナーズ戦で約1か月ぶりに復帰。しかし、3三振を含む4打数無安打に終わっていた。
(Full-Count編集部)