マリナーズがディポトGMと複数年の契約延長 目標は「WS優勝をシアトルに」

マリナーズとの複数年の契約延長が報じられたジェリー・ディポトGM【写真:Getty Images】
マリナーズとの複数年の契約延長が報じられたジェリー・ディポトGM【写真:Getty Images】

西地区首位を争う今季、17年ぶりプレーオフ進出へ好位置

 マリナーズは6日(日本時間7日)、ジェリー・ディポトGMと新たに複数年の契約延長を行ったと発表した。球団公式サイトをはじめ複数の米メディアが報じている。契約年数は明らかにはされていないが、複数年であるという。

 エンゼルスのGMを経て、2016年から現職に就いたディポトGMは元メジャー投手で、現役最終年となった2000年にはロッキーズで吉井理人(現日本ハム投手コーチ)とチームメイトだった。選手、スカウトとしての経験を踏まえ、マリナーズGMに就任後はフロントオフィスとスカウト部門、育成システムの立て直しを行った。また、5月にはイチローを会長付特別補佐としてフロントに招聘した。

 球団公式サイトによると、就任から5日(同6日)までの戦績は220勝192敗と勝ち越しており、これは同期間ではメジャー30球団のうち8位の成績。今季はここまで56勝32敗で西地区首位をアストロズと争っており、2001年以来17年ぶりとなるプレーオフ進出に向け、好位置につけている。

 記事によれば、球団社長兼CEOのケビン・マザー氏は「ジェリーは2年半前、我が球団に特化した計画を持ってやってきた。以来、順調に計画を遂行した結果、若手を中心とした、より運動能力の高い、そして何よりも勝てるチームを作り上げた」と、その手腕を称えている。ディポトGMは「このチームには、長らく成功をし続けるだけの可能性に溢れていると信じている」と話し、最大の目標に「ワールドシリーズ優勝を、このシアトルの街にもたらすことだ」と明言したそうだ。
 
 マリナーズは2019年春にアスレチックスと日本で開幕シリーズを行う。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY