大谷翔平、勝利呼んだ二盗は秒速8.7M エリート快足で劇的逆転サヨナラ勝ち

サヨナラを呼び込む盗塁を決めたエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
サヨナラを呼び込む盗塁を決めたエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

9回2死から四球で出塁、二盗を仕掛けて同点ホーム

 エンゼルス大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地でのドジャース戦で劇的サヨナラ勝利を呼び込む快足を見せた。ドジャース守備の綻びを露呈させた二塁への盗塁は、秒速28.7フィート(約8.7メートル)でメジャー平均の27フィート(約8.2メートル)を大きく上回るもの。二刀流スターは現在、打者限定での試合出場にとどまっているが、それでもチームになくてはならない存在であることを示した。

 敗勢濃厚と思われた1-2の9回2死走者なしの場面。打席に立った大谷はドジャース守護神ジャンセンから四球を選んで出塁した。すると、続くフレッチャーの打席で果敢に二盗にチャレンジ。捕手グランダルの悪送球を誘って三塁まで進むと、フレッチャーの左前タイムリーで同点をホームを踏んだ。

 さらに、2死一塁からキンズラーが右翼へヒットを放つと、右翼プイグの悪送球でフレッチャーが一気にサヨナラホーム。大谷が快足で仕掛けた二盗が、劇的逆転サヨナラ勝利を呼び込んだ。

 MLB公式データ解析システム「スタットキャスト」を担当するデビッド・アドラー記者は、自身のツイッターで「盗塁の速度:秒速28.7フィート MLB平均27フィートを大幅に上回る」とリポート。勝利に直結した大谷の“幸運の快足”を称えた。秒速28.7フィートは時速に換算すると約31キロで、徐行する乗用車に匹敵するスピードだった。

 前田との米初対決は2打数無安打に封じられ、2試合連続でバットから快音は響かなかったが、自慢の快足でチームを勝利に牽引した。

(Full-Count編集部)

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