大谷翔平、メジャー初代打弾 初速175キロ&飛距離135Mで復活アピール
前日は右膝に自打球当てるも影響感じさせぬ完璧弾
エンゼルス大谷翔平投手が8日(日本時間9日)、本拠地でのドジャース戦で自身メジャー初となる代打ホームランを放った。3-3の同点で迎えた7回先頭で打席に立つと、ド軍2番手シャグワから中堅スタンドへソロ弾一閃。勝ち越しとなる7号ソロは、初速108.8マイル(約175キロ)、飛距離443フィート(約135メートル)のアーチだった。
3試合ぶりにスタメンを外れた24歳が、代打で沸かせた。同点の7回、代打として打席へ向かうと、変則右腕のシャグワと対峙。カウント2-2からの6球目95.8マイル(約154キロ)の内角低め速球を捉えた。打球はグングン飛距離を伸ばして中堅スタンドへ飛び込む7号勝ち越しソロ。前日7日(同8日)に右膝に自打球を当てていたが、それを感じさせない一発となった。
MLB公式サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」によれば、約7週間ぶりのアーチの初速は時速108.8マイル(約175キロ)。飛距離は443フィート(約135メートル)の大きな当たりだった。
米スポーツ専門局「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者によれば、今季大谷が放った7本塁打のうち6本が400フィート(約122メートル)を越える飛距離を誇り、本拠地エンゼルスタジアムで今季最長弾3傑のうち2本は大谷の放ったアーチだという。
二刀流の活躍を目指していた大谷は、右肘内側側副靱帯を損傷し、当面は打者での出場に専念する見込み。6日(同7日)には9回2死から四球→盗塁で劇的な逆転サヨナラ勝利を呼び、この日は勝ち越しホームランを放つなど、故障者リストで過ごした約1か月のブランクを感じさせない活躍を見せている。
(Full-Count編集部)