大谷の代打特大アーチに696発のAロッド驚愕「東京まで打球をかっ飛ばした!」

自身メジャー初となる代打本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
自身メジャー初となる代打本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

中堅スタンドへ向かって伸びる打球に「Oh! Oh!」

 8日(日本時間9日)本拠地ドジャース戦で、メジャー初となる代打ホームランを放ったエンゼルス大谷翔平投手。同点の7回に中堅席へ運んだ特大決勝アーチに、通算696本塁打&3115安打を誇る元ヤンキースのアレックス・ロドリゲス氏は「トウキョウまで打球をかっ飛ばした!」と大興奮だった。

 米スポーツ専門局「ESPN」による全米生中継の注目カード「サンデーナイト・ベースボール」として放送されたこのカード。実況席には解説としてAロッドことロドリゲス氏と、元米国ソフトボール代表のジェシカ・メンドーサ氏の豪華顔ぶれが揃っていた。

 3-3の7回裏、先頭として代打・大谷が打席に立った。カウント2-2から、ドジャース2番手右腕シャグワが投じた6球目95.8マイル(約154キロ)の内角低め速球を捉えると、打球は中堅スタンドに向かって一直線に伸びた。

 すると、実況を務めたマット・バスガージャン氏が「オオタニが中堅へ打った! そして入った!」と叫ぶのと同時に、解説のAロッドはグングン伸びる打球に合わせて「Oh! Oh!」と興奮を隠しきれず。打球が見事スタンドインするのを見届けると「トウキョウまで打球をかっ飛ばした!」とまくし立てた。

 大谷は前日7日(同8日)に右膝に自打球を当てており、その影響か、ダイヤモンドをゆっくりと回った。時折、右脚が痛む様子も見受けられたが、この姿がAロッドに1988年ワールドシリーズでドジャースにとって起死回生のホームランが生まれた伝説の瞬間を思い起こさせたようだ。

「1988年ワールドシリーズの時のカーク・ギブソンのように足を引きずりながら、ゆっくりとベースを回っています。これは驚異的なストーリーです。“美”とはこのことです。華麗なスイングです!」

 するとメンドーサ氏も「2ストライクから、あのようなシンプルかつ美しいスイング。球場が大いに沸きましたね」と、内角低めのボールを無駄なく捉えた大谷のスイングを絶賛した。

 通算696本塁打の大打者に「トウキョウまで届く」と驚愕させた大谷の打球は、チームの勝利に直結する、文字通り“値千金”の一発となった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY