大敗ソフトバンク、首位西武と6ゲーム差に 工藤監督「明日返せるように」

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

先発の石川が5回途中5失点KOとなるなど15被安打10失点

■日本ハム 10-1 ソフトバンク(9日・東京ドーム)

 ソフトバンクにとっては惨敗だった。9日、東京ドームで行われた日本ハム戦。「鷹の祭典 2018」の初戦だったが、先発の石川が5失点でKOされると、投手陣が次々に失点を重ね、15被安打10失点。打線は内川のソロの1点のみと寒々とした内容に終わり、試合後の工藤公康監督の表情も沈んでいた。

「ちょっと悩んでいるかなと。死球を出してから、かなというのは見えました」と工藤監督が語った、先発石川の立ち上がり。先頭の岡にいきなりデッドボールを与えると、続く西川には右翼スタンドへと2ランを運ばれた。3回に中田の犠飛で1点を加えられ、5回にはレアードに2ランを食らった。5回途中5失点でKO。前半戦チームを支えてきた石川だが、ここ5試合勝利無しと苦しい状況から抜け出せずにいる。

 2番手の岡本が暴投で1点を加えられ、ロングリリーフとなった3番手の中田も8回に西川に適時二塁打を浴びた。9回に登板した寺原は2/3を投げて2安打4四球で3点を失い、さらには古傷の右膝の痛みを訴えて緊急降板となった。

 東京ドームでの開催となった一戦で大敗を喫し、2位の日本ハムとは3ゲーム差、首位の西武とは6ゲーム差まで拡大してしまった。「明日は今日やられた分を返せるように、オールスター前最後の試合なので、みんなで勝ちに結び付けられるように頑張ります」と語った指揮官だが、上位の背中がジワリジワリと遠のいていっている。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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