「克服しなければエースになれない」―抹消の西武今井に辻監督が期待するもの

2回途中5失点でKOとなった西武・今井達也【画像:(C)PLM】
2回途中5失点でKOとなった西武・今井達也【画像:(C)PLM】

ロッテ井上にまたも本塁打浴びる、初勝利後の3試合すべてで被弾

■西武 11-5 ロッテ(9日・メットライフ)

 9日のロッテ戦で1回2/3を投げ5失点で降板していた西武・今井達也投手が出場登録を抹消された。今季4試合に登板。デビュー戦でプロ初勝利をあげたものの以降の3試合全てで本塁打を浴びるなど勝ち星が伸びず、1勝2敗、防7.94の成績だった。

 試合終了直後。5点差を逆転し、意気揚々と引き上げるナインの中、悔しさをかみしめるようにうつむき加減でベンチを後にする青年がひとり――。プロ4試合目の先発で1回2/3、5失点で降板した背番号11・今井達也だ。

「ここ2試合、結果が良くない中でどういう投球をするのか」と、辻監督も投球内容に注目する中で迎えたプロ4試合目のマウンドは、初回、1死一、二塁のピンチを招き、6月23日、雨中のZOZOマリンスタジアムで逆転満塁弾を浴びた井上を打席に迎えた。

「インコースを攻めたのはいいが、初球は引っかかって逆球でボール。2球目は(インコースを狙ったが)甘くなっての3ラン。やはりインコースをつかないと抑えられない」と辻監督が振り返った井上の3ランで、相手に先制点を許した。「立ち上がりでまだまだ制球が伴っていない中で、不用意だったかな。攻め時の判断は難しいけど、結果的には酷だったのかなという気がする」と指揮官は語った。

登録抹消を決断した辻監督「本人にもモヤモヤしたものがあると思うので」

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