大谷翔平、中堅への打撃で驚異の数値 打率.538&長打率1.154はMLBトップ

自身メジャー初となる代打本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
自身メジャー初となる代打本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

MLB公式サイトが特集記事「オオタニの打撃における顕著な特徴? それは中堅(方向)だ」

 8日(日本時間9日)の敵地ドジャーズ戦でメジャー初となる代打決勝ホームランを放ち、復活を印象づけたエンゼルスの大谷翔平投手。右肘のケガで離脱した時期もあったが、ここまで打率.275、7本塁打、21打点とルーキーとしては上々の成績を残している。特筆すべき点はセンター方向への当たり。MLB公式は大谷が放った中堅方向への打球の打率、長打率がメジャートップになったことを伝えている。

 甘い球を逃さず、時には内角の厳しいボールにも対応する大谷の打撃技術。MLB公式サイトは「ショウヘイ・オオタニの打撃における顕著な特徴? それは中堅(方向)だ」と見出しを付け特集している。

 記事では、大谷がドジャース戦で放った代打決勝アーチは中堅左への一発だったこと、左打者が内角球をあそこまで飛ばすには右翼方向に運ぶのが一般的であることに言及し「オオタニはインサイド・アウトのスイングで球を捉え、440フィート(約134メートル)以上の打球を飛ばしたのだ」と、その凄さを伝えている。

 また、MLBの解析システム「スタットキャスト」のデータによると、今季、大谷が中堅方向へ放った打球の打率は.538で長打率は1.154だという。これはいずれもメジャートップだと記事では紹介。ここまでの7本塁打中、6本がセンター方向と、野球の基本ともいえる“センター返し”を大谷は体現している。

 規格外の活躍を見せるルーキーについて、MLB公式サイトは「そのような類の本塁打こそが、オオタニがMLBで打者として成功するバッチリな標章なのである。右翼スタンド上段に打球を放つオオタニの打撃練習のことは頭から離そう。実際の試合では、彼のパワーはフィールドの真ん中に向かって注がれているのだ」と称賛している。

 いとも簡単にセンターへの大飛球を放つ大谷翔平。投手としての復帰はまだ先になるが、ここまではメジャートップクラスの打撃を見せている。

(Full-Count編集部)

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