元Gマイコラスは「良い気分にさせてくれる」球宴選手 NPB経験に注目集まる

カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】
カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

カージナルスとの契約時に「期待値は比較的低かった」が…

 巨人からカージナルスに移籍したマイルズ・マイコラス投手は開幕から17試合に先発して9勝3敗、防御率2.63の好成績を残し、17日(日本時間18日)にワシントンで開催されるオールスターへの出場を決めた。今年もスーパースターが集結する夢舞台となるが、MLB公式サイトは「良い気分にさせてくれるオールスター選手」の一人にマイコラスを選んでいる。

 記事では、マイコラスについて「リザードキングを称えよう!」と言及。パドレス時代、生きたトカゲを食べた男として知られていた右腕は、肝心の野球ではレンジャーズを含めた2チームで防御率5.32とパッとしない成績に終わり、日本行きを決断した。すると、巨人では2015年からの3シーズンで62試合に登板し、31勝13敗、防御率2.18と圧巻の成績をマーク。そして、今季は以前輝けなかったメジャーの舞台で好投を続けている。

 いったい何が変わったのか。特集では「マイコラスは日本に行く前は、メジャーリーグのキャリア防御率5.32の選手であった。日本で3シーズンプレーし、制球を磨いてルーティンを学んだ」と指摘。「オフシーズンにカージナルスはマイコラスと契約したが、期待値は比較的低かった」としつつ、本人の「ただここに来て良い投球がしたかった。話題になるかどうかは関係なかった」というコメントを紹介している。

 さらに、「彼は防御率2.63、9イニングあたり1.4与四球という成績でナショナル・リーグで最も信頼できる先発投手の1人としての存在感を発揮し、オールスターに選出された」と、ここまでの投球を称賛。最後は「ボーナスは、彼がナショナル・チームのメンバーに選出されることで食べられるトカゲがいないということである」と冗談交じりに締めくくっている。

 まさにいい意味でのサプライズとなったマイコラスの活躍。堂々たる成績を引っさげて、スーパースターが集まる夢舞台のマウンドに立つことになる。

(Full-Count編集部)

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