打者の印象が強まる大谷翔平に米記者が二刀流期待「球界最高の投手の1人に」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

米記者「投手としての可能性閉ざさないで」

 右肘内側側副靱帯を損傷し、投手としてはマウンドから離れたままのエンゼルス大谷翔平投手。打者としては戦列復帰を果たし、大活躍を見せているが、米メディアからは二刀流の継続を期待する声が出ている。

 打者としての先行復帰で、8日(日本時間9日)のドジャース戦の決勝7号ソロ本塁打をはじめ、打撃、走塁でチームに勝利をもたらしている大谷。「打者・大谷」の印象がますます強まっているが、米「Yahoo!スポーツ」では10日(日本時間11日)、「大谷の二刀流の日々は終わってしまったのか?」という解説動画を掲載した。

 誰もが知りたい疑問に答えたのは、米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」のアルバート・チェン記者だ。「大谷の二刀流の日々は終わってしまったのか?」という質問に対し、「もしそういった考えがあるとするなら、直ぐに取り下げましょう」と反論した。

 チェン記者は、打者・大谷について「我々の期待をはるかに上回っています」と絶賛。だが、投手・大谷について「彼は球界で最高の投手の1人になる可能性を持っています」と、さらに高く評価し、投手としての可能性を閉ざしてしまうべきではないと強調した。

 右打者の多いエンゼルス打線で、左打者かつ勝負強さを発揮する打者・大谷は不可欠な存在となっているが、チェン記者は二刀流を継続するために、大胆な“負担軽減策”を提案。エンゼルスのプレーオフ進出の望みは少ないと指摘した上で「打者としての彼の負担を軽減して、1年後か1年半後に、身体的に万全の状態にさせてはどうでしょうか?」と続けた。

 さらに「彼はまだ24歳です。投手として信じられないようなスタートを切りました。サイ・ヤング賞候補にも挙がる選手になり得ます。シーズン20勝もできるでしょう。そして一方で、恐らく15本から20本のホームランも打てるでしょう」と、規格外の二刀流誕生を予言した。

 大谷の右肘に関してトミー・ジョン手術を回避。左投手が先発の時以外は指名打者としてスタメンに名を連ねている状況だが、ここから投手としてどのような復帰の道筋を立てるのかは興味深いところだ。ファンとしては「投手・大谷」の姿も早く見たいところだが、ほぼ前例のないことだけに、起用法に関しては今後も様々な議論を呼びそうだ。

(Full-Count編集部)

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