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サイン首振り8回→頷いたかと見せてさらにノー 米屈指右腕の真剣勝負が話題に

投手は打者と常に目に見えぬ心理戦を繰り広げているが、白熱のあまり捕手のサインに8回も首を振ったインディアンス右腕トレバー・バウマンが話題を集めている。MLB公式サイトの人気動画コーナー「Cut4」で取り上げられたのは、10日(日本時間11日)の本拠地レッズ戦のこと。4点リードの8回2死に迎えたレッズ主砲ジョーイ・ボットの打席だった。

インディアンスのトレバー・バウアー【写真:Getty Images】
インディアンスのトレバー・バウアー【写真:Getty Images】

インディアンス右腕バウアーがレッズ主砲ボットと勝負

 投手は打者と常に目に見えぬ心理戦を繰り広げているが、白熱のあまり捕手のサインに8回も首を振ったインディアンス右腕トレバー・バウマンが話題を集めている。MLB公式サイトの人気動画コーナー「Cut4」で取り上げられたのは、10日(日本時間11日)の本拠地レッズ戦のこと。4点リードの8回2死に迎えたレッズ主砲ジョーイ・ボットの打席だった。

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 メジャー12年目のボットはこれまで9シーズンで打率3割を記録する好打者だ。この日は3打席目まで無安打に抑えていたバウアーは、8回2死走者なしで迎えた第4打席の対決にもこだわりを見せた。初球でファウルを奪った右腕は、2球目を投げる前に捕手ペレスが出したサインに1度や2度ではなく、なんと8度も首を振った。さらに、一旦首を縦に振ったかに見せかけて、もう1度追い打ちをかける首振りをすると、あまりの間に球審はたまらずタイムをかけた。偉大な打者と球界屈指の右腕が見せた手に汗握る心理戦。一呼吸入れられたバウアーは、マウンド上で思わず笑みを浮かべたほどだった。

 結局、2球目に投じたスライダーはボールとなり、2ボール1ストライクから4球目速球でレフトフライ。バウアーはボットを4打数無安打に封じて見せた。

 試合後、この場面を振り返ったバウアーは「彼はどんな球だって打てる。チェスの試合のようなんだ。何だって打てるし彼は研究もしてる。賢い男だよ。対戦するのを心待ちにしていた。最初の打席で見せたスイングは少し面白かったね。彼も笑っていたし、自分も笑ってしまった。楽しい打席だったよ」と、心の底から勝負を楽しんだ様子だったという。
 
 一方のボットも「彼は本当に良い投球をしていた。あんなに横滑りするスライダーが彼にあるなんて知らなかった。見たことなかったから、衝撃だった。直球やカーブのコマンドも良くなっていたし、投手としてより良くなっている。彼がオールスターに選ばれたり、球界屈指の投手に早くも成長したことにはワケがあるんだ」と、好敵手を称えたそうだ。

 次回2人が対戦する時には、果たして何度サインに首が振られるのか。ファンにはまた別の楽しみが生まれたかもしれない。

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