NPBで2勝も、今季MLBで早くも5勝 元西武ルブランの“大逆転劇”を米特集

西武退団で「僕のキャリアは日本で終わった」も、予想外の活躍を監督も称賛

 今回の契約は2019年は契約ボーナス3万ドル(約331万円)付きの年俸200万ドル(約3億円)。20、21、22年は一定の成績を残せば翌年は年俸500万ドル(約5億5000万円)で自動更新される延長オプションがついている。記事ではルブランが「とてつもないことだよ。人生を変えるような金額だ。こんなに早い段階で自分と家族にとって次の年の居場所が決まるなんて、これまでは全く経験なかった」と、チームに感謝している様子を伝えている。

 ディポトGMもルブランの“まさか”の活躍に「ストライクを投げてくれるから、投げる試合はいつも勝つチャンスをもたらしてくれる。彼についてもう疑問に思うことはないだろう。ウェイドはチャンスを勝ち得た。嬉しく思う」と称賛しているという。

 ルブランは西武を1年で自由契約になった際には「僕のキャリアは日本で終わった」と感じていたようで、アメリカに戻っても所属球団が決まるかどうかは未知数だったと明かしている。それでも今季は投げるたびに結果を残し、同メディアの取材に対して「登板する度、投手として自信を持てている」と、今では自信を持ってマウンドに上がっていることを口にしている。

 予想外の活躍を見せる左腕にスコット・サービス監督も記事の中で「この契約の一番素晴らしいことは、彼のようにこれまで放浪してきた男がこれを勝ち得たということだ。彼にとっては決して簡単ではなかっただろうが、彼の活躍は嬉しく思うし、素晴らしいことだよ」と称えている。「長期的には全く必要とされない選手」だったルブランのアメリカンドリームは、まだ始まったばかりだ。

(Full-Count編集部)

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