大谷翔平、本塁打競争不出場に地元紙未練 「より面白いものにした可能性…」

9回に代打で登場し、二塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
9回に代打で登場し、二塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

14日のドジャース戦に代打で登場し左中間二塁打を放つ

 エンゼルス大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、敵地ドジャース戦で代打出場し左腕アレクサンダーから左中間二塁打を放った。17日(日本時間18日)には第89回オールスターゲームが行われるが大谷を含めた日本人選手は出場しない。それでも、米メディアは「打者・大谷」がホームランダービーに出場していれば、球場を沸かせる可能性があったと報じている。

 大谷のホームランダービー出場を“願っていた”のはオールスターの開催地、ワシントンDCの地元紙「ワシントンポスト」だった。記事では過去10回のホームランダービーでは前半戦で本塁打数トップ5に入っている選手が一人はいたが、今回は誰も出場していないことを伝えている。

 ここまで25本塁打を放っているヤンキース・ジャッジ、28本塁打のインディアンス・ラミレスなどが出場を辞退。夢の祭典を迎える地元紙は「今年のダービーが失敗に終わるというわけではない。しかしMLB最高のラインナップではないように思える」と疑問を投げかけている。

 また、ここまでの本塁打数、平均打球角度、平均打球速度、平均飛距離の数値を並べ「ダークホースがこのショーをより面白いものにした可能性がある」と、参加しない7選手を挙げその中に大谷が選出されている。大谷は7本塁打、打球角度27.7、打球速度107マイル、飛距離417.7の数字を残しているという。

 オールスターの前夜祭を盛り上げたいと願う地元紙は「日本の二刀流スター、ショウヘイ・オオタニは今年7本しか本塁打を放っていない。しかし、投手がダービーに出場しても良い頃だ」と伝えている。ナ・リーグ本拠地が舞台となるためDH制は採用されず3試合連続ベンチスタートとなったが自慢の打撃で存在感を見せつけた大谷。移籍1年目でメディア、ファンを魅了する「打者・大谷」の凄さを改めて証明している。

(Full-Count編集部)

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