ソフトバンク育成左腕・大竹が本拠地“初登板” 「力み散らしました」

ソフトバンク・大竹耕太郎【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・大竹耕太郎【写真:藤浦一都】

まっすぐに手応えも「もう一段階レベルを上げたい」

 14日、ソフトバンクの育成ルーキー左腕・大竹耕太郎が1軍練習に合流。シート打撃投手として6人の野手と対戦した。

 熊本出身で早稲田大学から育成選手として入団したルーキー左腕は、ここまでファームで19試合に登板して7勝0敗1セーブ、防御率1.90という好成績を残している。全体練習が行われたこの日は、椎野新とともにシート打撃要員として臨時招集された。

 初の本拠地登板に対して「子どもの頃から見に来ていたので素直にうれしかったです」という大竹。その投球内容は、今宮健太がサードゴロ、高谷裕亮が見逃し三振、川島慶三がセンター前ヒット、内川聖一が四球、長谷川勇也と福田秀平がレフト前ヒット。6人に3安打1四球という結果に「力み散らしました」と苦笑いを見せた。

 傾斜が強かったこともあるんですが、2軍では空振りが取れる球で取れなかったりしたので、筑後に持ち帰ってもう一段階レベルアップしていきたいです」と語る一方で「指にかかったまっすぐをしっかり投げることができれば1軍選手相手でも通用する」と手応えもつかんだ。

 結果はどうあれ、力のあるまっすぐを1軍首脳陣に対してアピールできたことは間違いない。背番号を2ケタに変えて、多くの観客が見守る中でヤフオクドームのマウンドに上がる日は決して遠くはないだろう。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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