7回途中2失点の田中将大 ブーン監督は後半戦キーマンに指名「重要な存在」

インディアンス戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
インディアンス戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

インディアンス戦に先発し、6安打2失点の好投

 ヤンキースの田中将大投手は15日(日本時間16日)、敵地インディアンス戦に先発し、7回途中6安打1四球5奪三振で2失点と好投したが、勝敗はつかなかった。ヤンキースは2-5で敗れたが、アーロン・ブーン監督は力投した日本人右腕を「後半戦に前進していくためにあまりに重要な存在」と絶賛している。

 田中に代わってマウンドに立ったグリーンが8回に打ち込まれ、痛い1敗を喫したヤンキース。オールスター前最後の一戦を落としたブーン監督だが、田中の力投を敗戦の中で光明としていた。

 「(タナカは)本当に良かった。7回まで投げてくれた。投球数も全く問題ではなかった。全ての変化球は本当に、本当に良かったんだ。1球だけ、エンカーナシオンへのスライダーで失投があった。それ以外は全て制球されていた。スプリットも良かった。ファストボールの高低、内角外角に自由自在だった。力強く7回まで投げた。彼にとっても自信になると思うよ」

 地元テレビ局「イエスネットワーク」で指揮官はこう称賛していた。77球を投げてストライクは54球。4回にエンカーナシオンに初球のスライダーを左翼スタンドまで運ばれたが、7回途中まで上々の投球だった。

 ヤンキースはア・リーグ東地区で首位レッドソックスとゲーム差4・5で追走している。「後半戦に前進していくにはあまりにも重要な存在だ。怪我から復帰して、軌道に乗っている」。両脚太もも裏筋挫傷で故障者リスト(DL)入りしていた右腕だが、復帰2戦目で本来のピッチングを取り戻した。後半戦逆襲のキーマンとして、ブーン監督は日本人右腕に大きな期待を寄せていた。

(Full-Count編集部)

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