鷹・柳田、攻守で魅せた 特大弾含む2連発、レーザービーム&ダイビング

ソフトバンク・柳田悠岐【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・柳田悠岐【写真:藤浦一都】

後半戦初戦で4安打4得点2打点「新しい気持ちで入れた」

■ソフトバンク 16-4 西武(16日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手が攻守に大活躍し、ファンを魅了した。後半戦初戦となった16日、本拠地ヤフオクドームで行われた西武戦。球団タイ記録となる1試合8本塁打、今季最多の21安打16得点という衝撃的な圧勝を、頼もしき主砲が呼び込んだ。

 流れを呼び込んだのは、バットではなく「肩」だった。初回2点を先制され、なおも2死二塁のピンチ。ここで先発の千賀が、外崎に中前安打を放たれた。三塁を蹴り、一気に本塁を狙った二塁走者の森。打球にチャージして捕球した柳田はワンステップで矢のような送球を送った。中途半端なバウンドとなったが、これを甲斐がキャッチし、走者にタッチ。リクエストによるリプレー検証でも判定はそのまま。見事にアウトにした。

「一生懸命やりました。あとから考えると、いいプレーだったなと思いますけど、あの時は一生懸命やっただけです」と振り返った柳田。5回先頭での第4打席では、右中間スタンド上段まで飛ばす特大の21号ソロを放つと、7回の守備では秋山の左中間への打球をダイビングキャッチ。さらにその裏、先頭での第5打席では右翼ホームランテラス席へ2打席連発となる22号ソロを放った。

 5打数4安打2本塁打で4得点2打点の大暴れ。打率を.355まで上昇させ、パ・リーグ首位打者にも再浮上した。打つだけでなく、守る方でもハッスルした柳田。「久々の試合で、新しい気持ちで入れたのが良かった。西武は首位なので、勝たないことには上には上がれないので」。ペナントレース再開を、大圧勝で飾ったソフトバンク。その中心には、柳田悠岐がいる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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