ロッテ石川、好投も一発に泣く 自身4度目2桁勝利を目前に3試合足踏み

ロッテ・石川歩【写真:荒川祐史】
ロッテ・石川歩【写真:荒川祐史】

14日には球宴で登板、中3日で先発も「感じは悪くなかった」

■楽天 6-1 ロッテ(17日・ZOZOマリン)

 自身4度目の2桁勝利を目の前に、ロッテ石川歩投手が3度目の足踏みをした。ロッテは17日の楽天戦(ZOZOマリン)で打線が機能せずに1-6で連敗し、貯金を吐き出した。

 大事な後半戦最初の3連戦。第2戦の先発マウンドに上がったのは、14日のオールスター第2戦(熊本)に3番手で登板した石川だった。球宴で1イニングを投げて中3日で先発した右腕は、さすがに巧みな投球を披露。だが、1?1の6回2死から島内宏明にシュート回転した141キロ速球を捉えられ、決勝の5号ソロとされた。

 2回には井上晴哉の失策も絡み、嶋基宏の中前打で1点を失ったが、3回以降はシンカー、カットボールを効果的に使いながら的を絞らせず、5回まで3イニング連続3者凡退。失点直後の3回には井上の右翼線二塁打で同点にしてもらったが、6回に簡単に2死を奪いながらも、島内に痛い一発を浴びた。

 7回で101球を投げ、3安打2失点で降板。石川は「感じとしては悪くなかった。中3日の調整は難しかったが、バランスを意識して投げることができた。暑い中、自分のピッチングはできた」と振り返った。

 6月26日の楽天戦で今季9勝目を挙げたが、7月3日のオリックス戦、10日の西武戦と勝ちに恵まれなかった。「粘って投げていた。ホームラン1本だけだから」と井口監督は評価。今季ここまで本拠地では5勝1敗、防御率1.37と相性は抜群だったが、勝利に結びつけることができなかった。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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