ホークス牧原が2点打で連日お立ち台「一日一善の気持ち」がプレーに直結

ソフトバンク・牧原大成【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・牧原大成【写真:藤浦一都】

「大事にいき過ぎた」と8回の守備を反省

■ソフトバンク 6-1 西武(17日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクの牧原大成内野手が2日連続でお立ち台に上がった。17日、本拠地での西武戦で初回に満塁からライトに2点タイムリー。6回裏には俊足を生かした内野安打も放ち、貴重な追加点のきっかけとなった。

 プロ初本塁打を放った前日に続き、この日も牧原がお立ち台に上がった。初回2死満塁からライトへの貴重な2点タイムリー二塁打。「打った瞬間はフライで捕られると思ったのですが、いいところに落ちてくれました。何とか食らいついていこうと思っていました」と笑顔を見せた。

 さらに、「昨日は本塁打を打ちましたが、大きいのを狙うのではなく自分の持ち味を活かしていこう」と、6回には自慢の俊足で内野安打を記録して、今宮健太のタイムリーにつなげた。

 この西武との2試合で8打数5安打5打点。恐怖の7番打者として存在感をしっかりと示している。「毎日打てるわけじゃないけど、自分の中で一日一善というか、1つはいいプレーをしよう、と思っています。その気持ちがプレーに出ているのかな」と話す。

 その一方で、8回の守りでは秋山翔吾の打球を内野安打にしてしまったことを悔やんだ。「打球が強かったので大事にいき過ぎました。直後に今宮さんとも(逆シングル捕球の仕草で)『(捕るなら)こっちだったね』と話をしたし、ベンチに戻って監督からも『あそこはミスしてもいいから』と、もっと攻める守備をするように言われました」と明かした。

 それでも「以前はヤフオクドームの試合で緊張していましたが、今は楽しくなってきました。これを続けていきたい」と前を向く。プロ8年目の成長は着実に続いている。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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