【MLBオールスター】ア・リーグ6連勝で“勝ち越し”、新記録の両軍計10本塁打 MVPはブレグマン

勝ち越し本塁打を放ったアストロズのアレックス・ブレグマン【写真:Getty Images】
勝ち越し本塁打を放ったアストロズのアレックス・ブレグマン【写真:Getty Images】

通算成績はア・リーグの44勝43敗2分、ブレグマンが延長10回に決勝弾

 メジャーリーグの第89回オールスターが17日(日本時間18日)、ワシントンDCのナショナルズ・パークで行われ、ア・リーグが延長10回の熱戦を制して8-6で勝利。2013年から6連勝を飾り、通算成績は44勝43敗2分とした。ナ・リーグが土壇場9回にスクーター・ジェネット(レッズ)の2ランで追いつくも、延長10回にアレックス・ブレグマン(アストロズ)のソロ弾で勝ち越し。同僚のジョージ・スプリンガー(アストロズ)が2者連続弾を放ち、突き放した。1試合で両チーム計10本塁打は、これまでの6本塁打を大幅に塗り替える新記録となった。

 ア・リーグは2回、ヤンキースの主砲ジャッジが地元ナショナルズのシャーザーから豪快なソロ本塁打を放ち先制。ジャッジはこれがオールスター初ヒットとなった。さらに、3回には2死走者なしの場面でトラウト(エンゼルス)がナ・リーグの2番手デグロム(メッツ)の速球を捉え、ライナーでレフトスタンドへ運ぶソロ弾。メジャーNO1プレーヤーがオールスターで3年ぶりの本塁打を放ち、1点を追加した。

 一方、ナ・リーグはその裏にコントレラス(カブス)が左腕スネル(レイズ)からソロ弾を放ち、1点を返す。その後は両チームともに投手陣が好投したが、7回にナ・リーグの大きな一発が飛び出す。ストーリー(ロッキーズ)がモートン(アストロズ)からレフトへ同点ソロを放ち、試合を振り出しに戻した。

 しかし、直後の8回にア・リーグは1死ニ、三塁と好機を作ると、セグラが代打で打席へ。フルカウントから左腕ヘイダー(ブルワーズ)の8球目の95マイル(約153キロ)直球を捉え、レフトへ勝ち越し3ランを運んだ。セグラは直前にファウルフライを打つも、一塁手のボット(レッズ)がベンチ前で落球していた。

 ナ・リーグはその裏にイエリッチ(ブルワーズ)のソロ弾で1点を返す。さらに、9回には代打のジェネットがマリナーズ守護神ディアスから2ラン。土壇場で試合を振り出しに戻した。この時点で両チーム計7本塁打に達し、オールスター新記録となった。

 だが、延長10回にまたしてもホームランが飛び出す。ア・リーグはブレグマンがストリップリング(ドジャース)からソロ弾を放ち、勝ち越し。さらに、スプリンガーが2者連続ホームランを打つと、ブラントリーの犠飛も飛び出して3点差とした。

 その裏、先頭ボットがソロ本塁打を放ち、オールスター記録は両軍計10本塁打まで伸びたが、ア・リーグが勝利した。

 MVPに輝いたのは、延長10回に勝ち越しアーチを放ったブレグマン。オールスター初出場でうれしいMVP獲得となった。

(Full-Count編集部)

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