オリックス吉田正が4番の仕事果たす同点適時打 「1打席目がショックだった」

6回、同点タイムリーを放ったオリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】
6回、同点タイムリーを放ったオリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】

初回の第1打席では無死満塁のチャンスで二飛に倒れた

■オリックス 3-2 日本ハム(18日・京セラD)

 オリックスの吉田正尚外野手が4番の仕事を果たしチームを勝利に導いた。18日、本拠地・京セラドームで行われた日本ハム戦で6回に同点に追いつくタイムリーを放ち、その後に決勝のホームを踏んだ。

 同じ失敗は繰り返さなかった。1点を追う6回無死一塁。日本ハム先発の村田が投じた138キロの直球を捉えた打球は右中間に弾んだ。一塁走者のロメロが一気に生還し同点に追いつくと、1死三塁から安達の犠飛で勝ち越しのホームを踏んだ。

 初回無死満塁のチャンスでは二飛に倒れただけに「1打席目がショックだったので。この打席は正直、繋ぐことだけを考えていきました」と、集中力を研ぎ澄まし少ないチャンスをものにした。

 この日はDHで出場。普段は守備に入ることで気持ちの切り替えもできるが「DHはベンチでいる時間も長い。少し難しいところもあるがベンチでもずっとボールを見たりしていたので」と、準備だけは怠らなかった。

 過去2年はケガに苦しみシーズンを通して試合に出場することはなかったが、ここまでは全試合に出場。プロ3年目にして未知の領域に突入しているが「今のところは問題ない。我慢する所もあるが、これがシーズン終わった時にいい経験になると思っている。一喜一憂することなく最後までやっていきたい」と力を込めた。

(Full-Count編集部)

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