剛腕デグロムを狙うヤンキース トレード本気度は田中将大次第と米紙伝える

メッツのデグロム(左)とヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
メッツのデグロム(左)とヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

田中はここまでシーズン138投球回ペースも奪三振率9.0

 7月31日のウエーバー手続きを経ないトレード期限を前に、メジャーではさまざまな“噂”が飛び交っている。現在、ア・リーグ東地区首位をレッドソックスと争うヤンキースは、先発ローテの補強が急務とされており、同じNYに拠点を置くメッツの右腕ジェイコブ・デグロムに興味を示しているとも。米経済誌「フォーブス」電子版では、ヤンキースの“本気度”は田中将大投手次第だ、と見ている。

 22日(日本時間23日)に予定されていたヤンキースとメッツによるサブウェイシリーズは雨により延期となった。この試合で先発予定だったのが田中とデグロムだ。ヤンキースはプレーオフ進出、そしてワールドシリーズ優勝を確かなものとするため、積極的な戦力補強に踏み切ると見られているが、そのターゲットとしてデグロムの名前も挙がっている。メッツは手放したくはない様子で、たとえ放出に踏み切ることになっても、トレードの見返りとして複数の若手有望株を要求する可能性が高い。

 そうなった時、ヤンキースはデグロム獲得にどれくらいの本気度を見せるのか。記事では「タナカの今後2~3回の先発登板における内容に大きく左右される可能性がある」と予測している。

 今季の田中は、ここまで15試合に投げて7勝2敗、防御率4.54の成績。投球回は83回1/3で、1試合平均6回には達していない。記事では、現在がシーズン138イニングのペースであることに触れつつ、ヤンキースが「タナカで満足し、より多くのイニング数を投げる準備が整っているのであれば、コストを抑える形でのローテ強化を受け入れるかもしれない」と推測している。

 防御率と投球回こそ伸びないが、田中はここまで奪三振率9.0、WHIP1.128とリーグ平均を上回っている。首位争いが熾烈さを増す後半戦、田中はチームを牽引するパフォーマンスを披露できるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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