打者専念の大谷翔平とプホルス…ソーシア監督が起用法を苦悩「1日1日見て…」

24日のホワイトソックス戦で第8号ソロホームランを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
24日のホワイトソックス戦で第8号ソロホームランを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

万全ではないプホルスをDH起用したいところだが…

 エンゼルスのマイク・ソーシア監督は23日(日本時間24日)のホワイトソックス戦前、左膝の故障でDL入りしていたアルバート・プホルズ内野手の復帰に伴い、現在は打者出場に専念している大谷翔平投手の起用法に苦悩の様子をにじませた。

「大谷とプホルスの兼ね合い? もちろん彼らが打席数を手にできるように、いろいろとラインナップを考慮していきたい。その中で、ジェフリー・マルテも起用していかないといけない。どんなラインナップがいいのか、1日1日見ていく」

 試合前の囲み取材で、指揮官がそう語ったのには訳がある。今季は先発投手とDHを兼務する大谷の加入により、昨季まで主にDH出場していたプホルスは本来の一塁でプレーすることが増えた。それでも、6月上旬までは大谷が野手出場しない日はプホルスがDHに入り、一塁には控えのマルテを起用。プホルスにとっても守備的負担から解放されて利点があったが、現在は大谷が打者限定出場のため、マルテを含めた3選手の起用法を変えなければならない。

 左膝の炎症で故障者リスト(DL)入りしていたプホルスは同日から「5番・一塁」でスタメン復帰したが、38歳ベテランはどこまで回復しているのだろうか。ソーシア監督は「大体30パーセントの形でプレーする」と、今季すでに16本塁打を放つプホルスが決して万全でないと“告白”。多少の怪我でも試合に出場し続ける性格に触れながら、「我々はそれを考慮しながら、試合ごと週ごとに考えながら決めていきたい」と話した。

 長打を期待できながらも万全ではないプホルス、大谷というスラッガーを今後いかに起用していくのか。後半戦の巻き返しに向けて、名将ソーシア監督の腕の見せ所となりそうだ。

(Full-Count編集部)

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