日本ハム西川の好守を栗山監督が絶賛 「遥輝らしさを存分に出してくれた」

日本ハム・栗山監督【写真:荒川祐史】
日本ハム・栗山監督【写真:荒川祐史】

先発の上沢は8回2失点の好投で10勝目

■日本ハム 13-2 オリックス(27日・札幌ドーム)

 日本ハムは27日、本拠地でオリックス戦を13-2で下して、連敗を2で止めた。

 初回のビッグプレーで流れを引き寄せた。1死一塁でロメロが中堅に放った大飛球を西川がフェンスにぶつかりながらジャンプ一番好捕。すでに二塁を回っていた一走の大城は戻りきれず、併殺でチェンジとなった。

 栗山監督も「抜けていれば、全然違う展開になると思う。遥輝らしさを存分に出してくれた」と西川を称えた。

 その裏、先頭の西川が中前打で出塁すると、松本も右前打で続き、中田の犠飛とレアードの適時打で2点を先制。4回には打者10人で6安打5得点を挙げ、一気に畳みかけた。「ああいうゲームは最初にとって、その後どっちが取るかという流れ。今年はなかなかそれができなかった。今日は先に取れて良かった」と指揮官。打線は集中力を切らさず、13安打13得点と爆発した。

 投げては、先発の上沢が8回2失点で10勝目。「本当に良かったなと思うのが半分。まだここから10勝してくれるはずなので。持っている力はこんなもんじゃない。大事な試合をしっかり取ってくれると信じています」と栗山監督は初の2桁勝利を挙げた24歳右腕に絶大な信頼を寄せる。

 28日は20歳の堀が今季初先発する。「今年のうちの野球は良かったり、悪かったりが大きい。いろんなところで前触れもなく起こるので、怖くてしょうがないですけど、若さと必死さで魂込めて流れをしっかりつかんでほしい」と指揮官は高卒2年目左腕に連勝を託した。

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