元Gマイコラスが今季15度目QS 勝敗つかずもチーム白星「今こそ僕たちが」

ロッキーズ戦に先発したカージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:AP】
ロッキーズ戦に先発したカージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:AP】

自身の暴投で勝ち越しを許すも9回に大逆転劇

 元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が2日(日本時間3日)、本拠地ロッキーズ戦で今季15度目のクオリティースタート(QS、6回以上自責3以下)を達成した。7回を投げて7安打6奪三振2四球2失点(自責1)で勝敗こそつかなかったが、1点ビハインドの9回に味方打線が3連打で劇的逆転サヨナラ勝ちを演出。マイコラスの黒星を消してくれた。

 マイコラスは1点リードをもらった4回に、2連打などで1死一、三塁としたところでパーラに同点タイムリーを許し、なおも2死一、二塁でデズモンドのボテボテの当たりを自ら処理したが、一塁に大暴投してしまい、勝ち越しホームを許した。味方打線の奮起を願って7回まで力投したが、1点ビハインドのまま降板。QSながら黒星を喫するかに思われた。

 だが、9回に見事な逆転サヨナラ勝利。試合後、地元記者の囲み取材に応じた右腕は笑顔で「いい勝利だった」と喜んだ。地元テレビ局「FOXスポーツ・ミッドウエスト」によれば、現地7月31日のトレード期限を境に、新加入の若手選手が増えたチームについて、マイコラスは「みんな危機感のようなものを感じているように思う。今こそ僕たちが行動を起こす時だ」と勝利への執念を見せたという。

 チームは現在、ナ・リーグ中地区で首位カブスから7ゲーム差、ワイルドカード争いでは2位から4ゲーム差の位置につけ、ここからの戦い方次第では十分に巻き返しが期待できる位置にいる。チームに生まれた危機感が功と奏するのか、期待したい。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY