鷹・柳田、8戦ぶり先発復帰で先制犠飛 浜崎あゆみ“メドレー”には「世代でしょ」

ソフトバンク・柳田悠岐【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・柳田悠岐【写真:藤浦一都】

復帰後初安打も放ち、1安打1打点「勝ったことが1番」

■ソフトバンク 5-3 オリックス(3日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手が8試合ぶりにスタメンに復帰し、チームの勝利に貢献した。3日、本拠地ヤフオクドームで行われたオリックス戦。軽度の頚椎捻挫でスタメンから外れていた柳田は「3番・中堅」で久々に先発に名を連ね、先制の犠飛を放つなど2打数1安打1打点とし、試合後は「チームが勝ったことが1番です」と、チームの勝利を1番に喜んだ。

 ファンが待ち望んだ姿だったろう。チームの中核、柳田が帰ってきた。2日の西武戦(メットライフD)での途中出場から試合に復帰し、この日は8試合ぶりにスタメン。試合前に、柳田の名前がコールされると、スタンドのファンから大きな拍手と歓声が起き起こった。

 初回の第1打席は空振り三振に倒れたが、先制点はこの男のバットから生まれた。3回1死二、三塁で、オリックス先発の西から右犠飛を放った。5回にはチャンスを広げる四球を選ぶと、牧原とともにダブルスチールを決めて追加点を演出。7回の第4打席は、詰まりながらも中前へ落ちる安打。復帰後初安打も放ち「試合に出た方が楽しい。ベンチの時も試合に出たいと思っていたので」と語った。

 この日、これまでとは異なることがあった。ヤフオクドームで観戦したファンなら気付いたかもしれない。これまでは人気アーティストのWANIMAや、ももいろクローバーZを登場曲としていた柳田だったが、この日は突如として、浜崎あゆみの楽曲が次々に本拠地に響いた。その意図を聞かれた背番号9は「世代でしょ」とニヤリ。真意のほどは隠したが、チームの良くない流れを変えるような“気分転換”だったのかも?

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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