これぞ“鬼肩”　39歳の名三塁手ベルトレ、ダイブ→一塁へ尻もちダイレクト送球

球団公式ツイッターも動画つきで紹介、解説者は「年齢からは想像もつかないプレー」

　レンジャーズの39歳のベテラン三塁手、エイドリアン・ベルトレが2日（日本時間3日）の本拠地オリオールズ戦で2つの驚異的な美技を見せた。トレードマークでもある素手キャッチからの矢のような送球に加え、ダイビングキャッチからの“尻もち送球”も披露。球団公式ツイッターが動画を公開すると、ファンからは「一流」「ベストの中のベスト」などと絶賛の声があがった。

　この試合、2点リードで迎えた2回にはピーターソンのセーフティバントに対して猛然とダッシュし、ボールを素手で掴んでから一塁に送ってアウトに仕留めたベルトレ。しかし、美技はこれだけはなかった。

　15-5と大量リードで迎えた7回だ。2死走者なしでヌネスの鋭い打球がグラウンダーで三遊間へと飛んだ。レフト前に抜けるかと思われたが、素早い反応を見せたベルトレがこれをダイビングキャッチ。そして、右膝をついたままの体勢で、ほぼ座った状態で一塁へ送球。ボールは一塁手プロファーのグラブにダイレクトで届き、ヌニェスはアウトとなった。

　地元テレビ局の実況は「飛び込んで打球を掴みました！ベルトレです！膝をつきながら一塁へ送球です！ヌニェスがタッチアウトです！何というプレーでしょうか！」と大絶賛。解説者も「彼は今日すでに何度か驚くべきプレーをしています。ダッシュしてからの“象徴的な”（素手キャッチ）プレーがありました。そしてこの全力のダイビングキャッチ。彼の年齢からは想像もつかないようなプレーをしてくれます」と驚きを隠せなかった。

　レンジャーズ公式ツイッターは、この超美技の動画をツイッターで公開。すると、ファンからは「GOAT（Greatest Of All Time/史上最高）」「ワォ、どうやったらあんなことができるの？」「一流」「ベストの中のベスト」「周りのチームは彼がこのレベルを保てないと疑っているだって？この男はアンビリーバブルだよ」「彼が居てくれて嬉しい！」と続々と賛辞が集まった。

　見せ場の連続で17-8の大勝に大きく貢献したベルトレ。将来の殿堂入りが確実な名手は衰え知らずだ。