大谷に2被弾で打たれた瞬間ガックリ 相手右腕は「並外れたパワー」と脱帽

「3番・DH」で先発出場し、2打席連続アーチを含む4安打の活躍をみせたエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
「3番・DH」で先発出場し、2打席連続アーチを含む4安打の活躍をみせたエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

2打席連続本塁打を浴びたクレビンジャー、地元メディアに明かす「本当に素晴らしい打者」

 エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)の敵地インディアンス戦に「3番・DH」で先発出場し、2打席連続本塁打を含む5打数4安打3打点3得点1盗塁と大暴れした。3番でのスタメンは初となったが、7-4での勝利に大きく貢献。大谷に2本塁打を浴びた相手先発右腕は「並外れたパワー」に脱帽している。

 この日のインディアンス先発はクレビンジャー。試合前まで今季7勝7敗、防御率3.43の成績を残していた右腕に対して、二刀流は初回にいきなり衝撃的な一発を浴びせた。1死一塁で1ストライクから96マイル(約154キロ)の速球をフルスイング。高々と上がった打球は平凡な左飛かと思われたが、グングンと伸びてレフトスタンドに飛び込んだ。

 さらに、1点ビハインドとなって迎えた3回1死走者なしでの第2打席では、大谷はフルカウントから94マイル(約151キロ)の速球を完璧に捉える。今度は打った瞬間にそれと分かる豪快弾となった。

 1本目は2桁本塁打に到達する10号2ラン、そして、2本目は11号ソロ。1試合2発は自身メジャー初となった。2本目のホームランは失投を逃さずに捉えた飛距離443フィート(約135メートル)の特大の一発だったが、クレビンジャーは打たれた瞬間にマウンド上でがっくりと肩を落とした。

 試合後、地元テレビ局「FOXスポーツ・オハイオ」は米メディアの取材に応じたクレビンジャーのインタビューを公開。その中で右腕は少し微笑みながら「彼は本当に素晴らしい打者」と振り返り、「レフトに打球が上がって、そのまま入った。非常に素晴らしいスイングだった。両方とも制球に欠いていた。彼は並外れたパワーを持っている」と話している。

 大谷は第3打席ではクレビンジャーのチェンジアップを打たされてニゴロ。しかし、右腕が6回3失点で降板した後には、救援陣から2安打と二盗を記録し、決勝のホームも踏んだ。打率は.272まで上昇。パワーに加えて、スピードや打撃技術の高さも存分に見せつける一戦となった。

(Full-Count編集部)

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