広島走るセ後半戦…ヤクルト打線好調、虎は自慢の投手陣苦戦、巨人は…

各球団の前半戦と後半戦の投打成績の差は…

○広島
前半戦:チーム打率.261 チーム防御率4.08
後半戦:チーム打率.276 チーム防御率3.98

○巨人
前半戦:チーム打率.260 チーム防御率3.89
後半戦:チーム打率.262 チーム防御率3.62

○ヤクルト
前半戦:チーム打率.252 チーム防御率4.43
後半戦:チーム打率.291 チーム防御率4.32

○阪神
前半戦:チーム打率.243 チーム防御率3.72
後半戦:チーム打率.262 チーム防御率5.41

○中日
前半戦:チーム打率.259 チーム防御率4.42
後半戦:チーム打率.273 チーム防御率4.10

○DeNA
前半戦:チーム打率.248 チーム防御率3.94
後半戦:チーム打率.242 チーム防御率5.32

 広島は前半戦と投打の成績に大きな変化はないが、投打ともにリーグ2位の数字を残しており、やはりバランスが最も整っていると言える。巨人は後半戦に入ってチーム防御率がリーグトップ。特に、ここまで4試合に先発してわずか2失点、防御率0.62と好投を続けるメルセデスの存在が大きい。マシソンが故障で離脱し、リリーフ陣に不安を残すだけに、打線の奮起が求められる。

 ヤクルトは後半戦に入ってチーム打率.291と打線が好調。主砲の山田とバレンティンがともに26本塁打と本塁打を量産している。前半戦と変わらず4点台前半の防御率の投手陣が、今後のポイントとなりそうだ。中日は後半戦の打率.273、防御率4.10ともに前半戦より改善。だが、チャンスで1本が出ないなど、接戦で勝ちきれないような試合が多くなっている。

 苦しい戦いが続いているのが阪神とDeNA。阪神は前半戦の課題とされていた打線は上向き、チーム打率は.262となっているが、逆に武器であったはずの投手陣が苦戦している。前半戦はリーグトップの3.72だったチーム防御率は、後半戦はリーグワーストの5.41。これでは勝利を重ねていくのは苦しいと言わざるを得ない。DeNAも防御率は阪神に次ぐ5.32と苦しんでいる。

 広島が首位を快走するセ・リーグ。果たして、広島の独走に待ったをかける球団は現れるのか。そして団子状態となっている2位以下の混戦の中で、クライマックスシリーズ進出を掴み取るのは、一体どこの球団になるだろう。

(Full-Count編集部)

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