アレナドは「単純にベスト」 後ろにステップしながら“鬼肩”ダイレクト送球
もはや“日常“の驚異的美技、リーグトップの29号決勝弾も放つ活躍
ロッキーズのノーラン・アレナド内野手が5日(日本時間6日)の敵地ブルワーズ戦でまたしても強肩ぶりを見せつけた。もはや“日常“とも言えるメジャーNO1三塁手の美技だが、MLB公式ツイッターが動画を公開すると、ファンからは「彼と比べることができる選手は誰もいない」などと絶賛の声があがった。
3-1とロッキーズの2点リードで迎えた6回だった。2死一、三塁のピンチで、ブルワーズのブラウンの打球は三遊間へと飛んだ。抜ければ失点という当たり。しかし、アレナドは難しいバウンドに合わせて捕球すると、1回転してから一塁へ投げた。
後ろにステップしながらの送球となったが、厳しい体勢とは思えない力強いボールがダイレクトでファーストのデズモンドのグラブに収まる。ブラウンはギリギリでアウトとなり、ロッキーズは失点を阻止した。
2度の本塁打王、打点王に輝いた主砲で、昨季まで5年連続ゴールドグラブ賞に輝く名手でもあるアレナド。デビューから5年連続受賞はマリナーズのイチロー(10年連続)以来の偉業でもある。驚異的な美技はもはや“日常“となっているが、MLB公式ツイッターが「君の守備の仕方を教えてくれないか、ノーラン」との文言を添えて動画を公開すると、ファンからは称賛の声が相次いだ。
「どうやったら彼があのプレーをうまくやり遂げたのか、答えを出そうとしている自分がいる」
「いまだにこのプレーに驚かされる」
「単純に考えて、ベスト」
「守備における最高の三塁手」
「グッドジョブ」
「彼と比べることができる選手は誰もいない」
ロッキーズは9回に3点差を追いつかれたものの、延長11回にアレナドが決勝ソロを放ち、5-4で勝利。29本塁打はナ・リーグトップとなっている。ナ・リーグ西地区で同率首位のダイヤモンドバックス、ドジャースを2ゲーム差で追いかけるロッキーズ。チームの「顔」の存在感が際立っている。