4連勝の広島、明日にもマジック点灯 緒方監督「粘り強い、素晴らしい試合」

広島・緒方監督【写真:荒川祐史】
広島・緒方監督【写真:荒川祐史】

貯金は今季最多の20、中崎は通算100セーブ達成

■広島 7-5 中日(8日・マツダスタジアム)

 広島は8日、本拠地マツダスタジアムで行われた中日戦に7-5で勝利した。抜きつ抜かれつのシーソーゲームとなったが、最後は守護神の中崎が2点のリードを守り、通算100セーブを達成した。試合時間3時間51分に及んだ熱戦を制し、緒方監督は「粘り強い、素晴らしい試合をしてくれた」と、選手を称賛する言葉に力がこもっていた。

 3回に菊池のタイムリーで先制したが、先発の九里がリードを守れずに4回で降板。西川のタイムリーですぐに追いつくと、6回には2つの押し出し四球で勝ち越したが、7回から登板した永川が再び同点とされた。それでも、7回に會澤の適時打で勝ち越し、フランスア、中崎の継投で逃げ切った。

 緒方監督は「交代するピッチャーを攻略して、1点ずつ取れて、最後はしっかり逃げ切れた」と打線の粘りを強調し、決勝打を放った會澤を「よくあそこで打ったね。素晴らしいバッティングだった」と賞賛した。7番の會澤が決勝打を放ち、8番の西川も2打点と下位打線が活躍し、「上位だけでなく、下位でも得点できて、そこからまた上位につながる。そういう状態がずっと続いている」と打線のつながりに手応えを感じていた。

 通算100セーブを達成した中崎について「ナイスピッチングでした」と祝福して会見を締めた緒方監督。今季最多の貯金20としたチームは、明日の結果次第で優勝へのマジックが点滅する。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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