史上初！　マリナーズが初回先頭から「HR→三塁打→二塁打→単打」で“サイクル”

剛腕バーランダーから偉業、1920年以降では初の記録に

　2001年以来のプレーオフ進出を目指すマリナーズは9日（日本時間10日）、敵地で地区首位のアストロズと対戦。初回からメジャー屈指の右腕ジャスティン・バーランダーを相手に猛攻を見せ、先頭から4打者で「本塁打→三塁打→二塁打→安打」の順で“サイクル安打”を達成するという史上初の偉業を達成した。

　この日は打線を大幅に組み替えたマリナーズ。その策が初回から的中した。まずは先頭に入ったハニガーがバーランダーから先頭打者弾。出鼻をくじくと、2番スパンは三塁打を放つ。さらに、3番のセグラは適時二塁打。そして、クルーズはセンター前へのタイムリー。3点を先制した。

　先頭打者から本塁打→三塁打→二塁打→単打でサイクルを達成。米データ会社「スタッツ」はツイッターで「マリナーズはライブボール時代（1920年以降）において、最初の4人の打者でサイクル安打（本塁打、三塁打、二塁打、安打の順）を達成した最初のチームとなった」と伝えた。

　マリナーズは2回にも3点を奪い、相手エースをKO。2011年にMVPとサイ・ヤング賞をダブル受賞し、昨年は途中移籍でアストロズを世界一に導いたバーランダーにとっては悪夢の登板となった。