ホークス大竹、ハム戦で本拠地デビューへ 好投で恩返ししたい人とは…

ソフトバンク・大竹耕太郎【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・大竹耕太郎【写真:藤浦一都】

家族や親戚が10人以上集結へ、初本拠地は「想像つかないけど楽しんで投げたい」

■ソフトバンク – 日本ハム(11日・ヤフオクドーム)

 11日の日本ハム戦、ソフトバンクのルーキー左腕・大竹耕太郎が、先発として本拠地デビューを飾る。8日のロッテ戦が雨で流れて巡ってきたヤフオクドームでの登板には、熊本から多くの応援が駆けつけるという。

 プロ初登板初先発初勝利を飾った8月1日の西武戦から10日。大竹は「普段どおりの調整でした」と淡々と語る。

「ファームでは、求められる投げ方ができるように筋力をつけてきたし、シャドーやネットスローも毎日やってきた。それが自信になっている」と大竹。その指導にあたったのが久保康生2軍投手コーチだ。

「腕が横振りになって打者から見やすくなっていた」というウイークポイントを「軸を縦にしてできるだけ前でリリースするように」修正していった大竹。「その投げ方の改造をずっと久保コーチと2人でやってきたし、久保コーチの存在は大きい」と、育成で入団した自分を支配下で通用する投手に育て上げてくれた恩師に感謝する。

 日本ハム打線とはもちろん初対戦となるが「バランスが取れたチーム。長打もあれば粘れる選手もいる、手強い相手です」と警戒する。それでも11日は大竹に大きな援護がやってくる。「家族や親戚が10人以上は来ると思いますし、熊本の友人たちも大勢来てくれる」というのだ。そんな大応援団を含めて、観客がいるヤフオクドームで投げるのは初めて。「どんな感覚か想像つかないですね。でも楽しんで投げたいです」とほほ笑んだ。

 プロ初勝利のウイニングボールは所沢まで観戦に来た親に手渡した。11日に2個目のウイニングボールを手渡すと同時に、筑後にいるプロでの恩師にも朗報を届けたい。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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