左腕・秋山が3回無失点の快投! 10奪三振の珍記録も「意識していなかった」

南アフリカ戦で登板した侍ジャパンU-15代表・秋山恭平【写真:Getty Images】
南アフリカ戦で登板した侍ジャパンU-15代表・秋山恭平【写真:Getty Images】

振り逃げを含め全てのアウトを三振で奪う快投

 パナマで開催されている野球の15歳以下の世界一を決める「第4回WBSC U-15ワールドカップ」は開催5日目の14日(日本時間15日)、オープニングラウンド第5戦が行われ、B組の日本は南アフリカに20ー0で5回コールド勝ちを収め、通算4勝1敗の2位でスーパーラウンド進出を決めた。

 先発を託された秋山恭平投手(筑後サザンホークス)が3回まで全てのアウトを三振で奪い、振り逃げを含め、10奪三振という珍記録を樹立。先発した12日のキューバ戦では1回2/3、6失点で降板したが、この日は見違える投球。2四球こそあったが、相手打者のバットが次々と空を切り、南アフリカ打線を完全に封じ込めた。

「キューバ戦は負けて自分の役割ができなかったので、今日は役割を果たそうと思ってマウンドに立った。いい投球ができてよかった。あまり三振は意識していなかったが、ストライクゾーンで勝負したので、結果的に全部三振になってよかった。今日はボールが切れていて、(相手打線が)全然直球に合っていなかった」

 キューバ戦では高めに浮いたボールを狙われたため、この日は低めにコントロールすることを意識して投げたといい「監督、コーチからも(キューバ戦は)内容は良かったからそんなに落ち込むことはないと言わていたし、落ち込んではいなかった。自信を持ってマウンドに上がった」と、胸を張った。

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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