侍U-12がセミファイナル韓国戦に向け闘志 仁志監督「力は日本と同じくらい」

走塁を実践して選手に指導する侍ジャパンU-12代表・仁志敏久監督(右)【写真:Getty Images】
走塁を実践して選手に指導する侍ジャパンU-12代表・仁志敏久監督(右)【写真:Getty Images】

仁志監督は自ら走塁を実践して選手に指導

 台湾・台北で開催されている「第10回 BFA U12アジア選手権」は15日に予選ラウンドが終了し、予備日となっていた16日は練習に充てられた。日本は午前9時から1時間30分の練習を行い、17日のセミファイナル1戦目の韓国戦に向けて調整した。

 日本は予選ラウンド初戦で地元のチャイニーズ・タイペイに4-8で敗れたが、2戦目はインドネシアを21-0、スリランカを12-2と、それぞれコールドで下し、グループAを2位で通過した。グループB1位の韓国とのセミファイナル1戦目に向けて、この日は1時間30分の練習を行った。

 ウォーミングアップの後、スコールに見舞われたが、雨はすぐに上がってキャッチボールで再開。守備練習では、ノッカーの高橋雄太コーチから「なんとなく投げないで、本当にアウトにしようと思って投げよう」と意識付けされながらノックを受けた。フリー打撃では、河端龍コーチが打撃投手を務め、快音を響かせた。

 仁志敏久監督は打撃練習中、打撃練習を待つグループに走塁を指導。一塁ベースや二塁ベース付近で自ら動いて実践し、地面にラインを書いたりしながら指導。選手たちは食い入るように話を聞いた。「あまり教えたことがなかったので」と指揮官。多くの少年野球チームでは打撃や守備の練習に時間を取られ、走塁に関しては指導が行き届いていないことが多い。

「一塁のリードの歩幅は自分で分かっていないといけないですよね。二塁の打球判断なども、実際の打球で判断をしながら走塁練習をしないといけないんですけど、あまりやったことがない。バットにボールが当たったらみんな走っちゃったりして、フライやライナーの高さで判断がなかなかできない。元々の基準になるようなやり方を知っておかないと、同じミスを繰り返しちゃうんですよね。元々の形ができていないと、アウトになった理由が分からないと思います」

15日の夜は仁志監督の計らいで焼肉で“決起集会”

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