侍U-15、地元パナマに満弾浴び逆転負け 清水監督「堂々と投げてくれた」

地元パナマの大声援に清水監督「こういう雰囲気は始まる前から分かっていた」

 日本は3回に小畠一心外野手(オール住之江ヤング)の左前適時打で1点差に迫ったが、5回に2番手・畔柳亨丞投手(SASUKE名古屋ヤング)がピンチで連打を許すなどし、3点を献上。打線は結局パナマ投手陣の前にわずか2安打に抑えられ、中盤以降は反撃の糸口をつかめなかった。

 清水監督は「先制はできたが、その後、なかなか流れを持ってこれなかった。いい当たりもあったが、相手の好プレーに阻まれた」とサバサバした表情。完全アウェーの中での試合となったが「こういう雰囲気は始まる前から分かっていたこと」と話し「(秋山は)立ち上がりは失点したが、その後は相手打線に臆することなく堂々と投げてくれた」と、先発左腕をねぎらった。

 左翼を守る主将の池田陵真捕手(忠岡ボーイズ)は「(相手投手は)打ちにくい感じではなかったが、僕たちの集中力がまだまだ足りていなかった。あの雰囲気に飲み込まれたのは僕たちの責任。いつもと違ったが、それも対応していかないといけない。負けは負けで、この負けを次に生かしたい」と唇を噛みしめ「パナマとは決勝でもう1度当たる可能性もあるので、飲み込まれないようにチーム全員で意識してやっていきたい」とリベンジを誓った。

 これで17日を終えてのスーパーラウンドの成績(グループラウンドを突破した同組チームとの対戦成績も含む)は、米国、パナマが3勝1敗、日本とキューバが2勝2敗、台湾とドミニカ共和国が1勝3敗となった。日本は明日18日(日本時間19日)の米国戦に勝てば、他の2試合の結果次第で決勝進出の可能性が残されており、明日の米国戦に全力を注ぐ。

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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