侍U-15代表、パナマ戦で地震発生 震度3の揺れが約30秒 選手や家族は無事

開催国パナマに惜敗したU-15日本代表【写真:Getty Images】
開催国パナマに惜敗したU-15日本代表【写真:Getty Images】

震源地は約70キロ西の隣国コスタリカ東部ゴルフィト

 パナマで開催されている野球の15歳以下の世界一を決める「第4回WBSC U-15ワールドカップ」のスーパーラウンド第2戦、17日(日本時間18日)のパナマ対日本戦の試合中に、隣国コスタリカを震源とするマグニチュード6.2の地震が発生した。会場となるパナマ西部のダビにあるケニー・セラシン球場では午後6時22分(同18日午前8時22分)、日本が2-0で迎えた1回裏、1死一、二塁の場面で約30秒ほど、震度3程度の横揺れが続いた。スタンドでは一部の観客が立ち上がり、不安そうに状況を見つめた。球審は試合を中断することなく、そのまま続行。日本はその直後に三塁を守る内山陽斗内野手(羽曳野ボーイズ)の失策でピンチを広げ、続く5番打者に左越え逆転満塁弾を許した。

 現地報道などによると、震源地はコスタリカ東部ゴルフィトで、試合会場のダビから約70キロ西に位置する。震源の深さは約20キロ。首都サンホセをはじめとするコスタリカの広域と、コスタリカに隣接するパナマの西部の一部の地域で揺れを観測した。また、震源地の近くではこの地震の約30分後にも2回揺れがあり、マグニチュート5.1と4を観測したという。スタンドでは日本代表選手の家族ら約20人が試合を観戦していたが、選手や家族らに怪我はなかった。主将の池田陵真捕手は「揺れているのは感じたが、(選手たちの)雰囲気は変わっていなかった」と、グラウンドでは冷静だったことを明かした。

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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