両リーグを沸かせる韋駄天は…群を抜くハム西川とヤクルト山田の盗塁成功率

ヤクルト・山田哲人(左)と日本ハム・西川遥輝【写真:荒川祐史】
ヤクルト・山田哲人(左)と日本ハム・西川遥輝【写真:荒川祐史】

パ・リーグは源田がトップも成功率では西川が断トツ

 他の打撃タイトルに比べるとやや地味ではあるが、両リーグの盗塁王争いも佳境を迎えている。今季はどんな韋駄天がリーグを沸かせているのだろうか。

 8月18日現在の盗塁数10傑をピックアップし、盗塁刺、盗塁成功率を併記した。

【パ・リーグ】

1源田壮亮(西)30盗5刺 率.857
2西川遥輝(日)28盗2刺 率.933
3中村奨吾(ロ)27盗11刺 率.711
4外崎修汰(西)24盗7刺 率.774
5中島卓也(日)23盗4刺 率.852
6金子侑司(西)22盗6刺 率.786
7荻野貴司(ロ)20盗6刺 率.769
8柳田悠岐(ソ)19盗4刺 率.826
9田中和基(楽)17盗4刺 率.810
10安達了一(オ)13盗2刺 率.867
10藤岡裕大(ロ)13盗8刺 率.619

 昨年の盗塁王の日ハム・西川と、2差で涙をのんだ西武の源田が今年も熾烈な争い。今年はこれにロッテの中村が加わって三つ巴の争いだ。

 ただ盗塁の「質」では、西川が一歩リード。今季は30回走って2回しか刺されていない。セイバーメトリクスでは盗塁を重要視していないが、それはアウトになった時の損失が大きいからだ。そういう意味では単なる数字以上に西川の貢献度は大きいと言える。
 
 ソフトバンクの柳田は30盗塁すれば、2度目のトリプルスリーが見えてくるが、今季チームはポストシーズン進出が微妙な地位にいるため、主軸の柳田が数字狙いで自由に走れる状況にはないのではないか。

セ・リーグは3度目トリプルスリーを狙う山田が独走

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