両リーグを沸かせる韋駄天は…群を抜くハム西川とヤクルト山田の盗塁成功率
セ・リーグは3度目トリプルスリーを狙う山田が独走
【セ・リーグ】
1山田哲人(ヤ)27盗3刺 率.900
2田中広輔(広)18盗10刺 率.643
3大島洋平(中)17盗8刺 率.680
3京田陽太(中)17盗10刺 率.629
5糸井嘉男(神)16盗3刺 率.842
6桑原将志(De)15盗2刺 率.882
6植田海(神)15盗2刺 率.882
6神里和毅(De)15盗9刺 率.625
9野間峻祥(広)12盗3刺 率.800
10吉川尚輝(巨)11盗4刺 率.733
3度目のトリプルスリーを目指すヤクルトの山田哲人が独走。2位の広島・田中に9差をつけている。30盗塁も3度目の盗塁王もほぼ「当確」だ。山田は盗塁成功率が極めて高い。通算でも.868だが、今季も9割だ。日ハム西川と並ぶ超一流の走り屋と言っていいだろう。
山田は現在、ホームラン部門でも同僚のバレンティンと激しい争いを繰り広げている。2015年にも38本で本塁打王のタイトルを獲得。この年が最初のトリプルスリー達成だったが、同時に34盗塁で盗塁王も獲得している。NPB史上を見ても本塁打王と盗塁王を同時に獲得したのは、この年の山田だけだ。
キャリアで本塁打王と盗塁王を獲得した選手も山田以外には、秋山幸二(1987年43本で本塁打王、1990年50盗塁で盗塁王 いずれも西武時代)しかいない。足が速いこととボールを遠くに飛ばすことを両立させるのは、極めて難しいのだ。
山田の3度目のトリプルスリー、そして2度目の本塁打王&盗塁王の2冠を期待したい。