鷹に救世主!? グラシアルの2本塁打で2位ハムに0.5ゲーム差「諦めていない」

2ホーマーで勝利に貢献したソフトバンクのグラシアル【画像:(C)PLM】
2ホーマーで勝利に貢献したソフトバンクのグラシアル【画像:(C)PLM】

ハムドラ1清宮の逆転弾も跳ね返す常勝軍団の強さ

■ソフトバンク 9-6 日本ハム(22日・東京ドーム)

 ホームラン合戦を制したのは、ホークスだった。ソフトバンクは22日、東京ドームで日本ハムに2連勝し、ゲーム差を0.5に縮めた。23日のカード最終戦で、一気に2位浮上を狙う。

 黄金ルーキーの一発で相手に傾いた流れにも飲み込まれない勢いが、今のソフトバンクにはある。

 6回、ドラフト1位ルーキー、清宮幸太郎の2試合連続となる逆転3号3ランなど2本塁打で試合をひっくり返された。さらに7回1死二、三塁の大チャンスにも、相手の3番手、宮西の前にグラシアル、柳田の中軸が2者連続三振。ホークスファンのため息がこだまする展開だったが、ナインの集中力は切れていなかった。

 1点ビハインドの9回、先頭の牧原がこの日4安打目となる内野安打で出塁。さらに、1死二塁で、グラシアルが浦野の4球目を左中間スタンドへ突き刺した。打った瞬間にそれとわかる一撃は、2試合連続、この日2本目となる第3号。「みんな諦めていなかったし、その諦めない姿が、今日の結果につながった」と、2夜連続となったヒーローインタビューでうなずいた。

 さらに攻撃の手を緩めないソフトバンクは、松田にも24号2ランが飛び出し、終わってみれば15安打9得点。両軍5本塁打の打撃戦を制した。

 内川、デスパイネら主力が離脱する中、「救世主グラ様」というボードも出現するなど、日に日にファンの期待感も高まるグラシアル。だが「チームがいい調子になっている」と語ったように、松田が15試合連続安打、牧原も3試合連続猛打賞と、チーム全体で上昇気流を生んでいるとも言える。

 6連勝をかけて臨む23日。勝てば2位浮上。そして、いい流れで週末の西武戦につなげられる。静岡に続き、東京ドームでも「必ず連覇しようと思っている」と、優勝を誓ったグラシアル。苦しい戦いを強いられてきた常勝軍団が、ラストスパートをかける。

【動画】頼れる助っ人が本領発揮で2日連続のお立ち台! 鷹・グラシアルのヒーローインタビューの様子

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