ホークス松田が“お得意様”十亀から適時打&本塁打「本当に集中していた」

ソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】

ミランダはノーノー届かず「見たかったわ~、人生初だもん」

■ソフトバンク 5-1 西武(25日・ヤフオクドーム)

 25日、ソフトバンクの松田宣浩内野手が2本の本塁打とタイムリーによる3打点の大活躍で、チームの勝利に大きく貢献した。

 プロ野球界に付き物の“カモと苦手”。前日は西武のエース左腕・菊池雄星がソフトバンクにキャリア13敗目を喫したばかりだが、この日は鷹の熱男が好相性の十亀剣をまたしても圧倒した。

 まずは初回のチャンスでいきなり先制タイムリーを放つと、4回には十亀から今季5本目となるソロ本塁打で貴重な追加点を挙げた。「あそこ(初回)で打つか打たないかで大きく違っていた。あのタイムリーがあったからホームランも打てたと思う。それだけ(初回は)本当に集中していた」と、2死からの先制打を振り返った。
 
 8月に入って絶好調。15試合連続でヒットを放っていたが、ここ2試合はノーヒットに終わり、「ちょっとまずいと思っていた」と言う。それだけに、この日は「(ヒットを)1本打ったら2本、3本いきたいなと思っていた」との言葉通り、マルチ本塁打を含む猛打賞の活躍だった。

 また、残念ながら9回に途切れたミランダの無安打無得点に「見たかったわ~、人生初だもん。ノーノ―でマウンドに駆け寄りたかった」と本気で悔しがっていた。「でも、いい緊張感の中で守らせてもらった」と、新加入左腕の好投に感謝した。

 26日には9連勝をかけて戦うが、「今はやるしかない。目の前の試合を全力でやっていくだけ。現状2位でもファンが期待してくれているのはすごく感じる」と、ファンの声援にも感謝した。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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